独BMWは9月26日、新型の家庭用電気自動車（EV）充電装置「BMW i ウォールボックス・プロ」を発売したと発表した。従来機「ウォールボックス・ピュア」と比べて充電時間が短縮されているほか、操作の簡単さやスマートハウスとの連携を可能にしたことなどが特徴だ。
ウォールボックス・プロの出力は最大7.4kWで、例えばBMW「i3」の高圧バッテリーの場合、3時間以内で80％を充電できる。また、欧州の「タイプ2」コネクタを搭載する他メーカーのEVの充電も可能だ。
ウォールボックス・プロは7インチのタッチスクリーンディスプレイを備え、充電状態がひと目で分かるほか、各種設定も容易にできるようになっている。また、「BMW i ウォールボックス・リモート」というアプリを使えば、スマートフォンでも充電状態を確認することが可能。さらに、スマートハウスシステムと連携させることで、家庭用電気システムのピーク負荷を低減したり、太陽光など自家発電電力の最適な利用が実現する。
ウォールボックス・プロは BMW iの純正アクセサリーとして欧州全土で販売されている。年内にアジア、アフリカ、米州、中東でも発売する予定だ。
