ドイツの衝突試験（クラッシュテスト）設備メーカーのメスリング・システムバウはこのほど、中国の重慶に100%出資の子会社を設立した。潜在需要が大きい中国市場に現地法人を設け、顧客に迅速なサービスを提供できる体制を整えた。中国ではこの10年間だけでも10件以上の大型衝突試験設備のプロジェクトを計画・実施した経験を持つ。
同子会社は、メスリングが導入した衝突試験設備のメンテナンスサービスやアップグレードなどを実施する。エンジニアが迅速にサービス対応し、交換部品を保管するためドイツから輸入する時間や手間も省ける。
重慶にある国立の中国汽車工程研究院（CAERI）に導入された衝突試験設備は約300メートルもある大型設備という。
