印タタモーターズ傘下の英ジャガーランドローバー（JLR）は12日、ウエストミッドランズのソリハル工場で1,300人を新たに雇用すると発表した。ジャガー初のSUVの生産を開始するのに伴い、生産体制を強化する。
ジャガーの新型SUVは2013年にフランクフルトモーターショーで公開したコンセプトカー「C-X17」をベースに開発され、姉妹ブランドであるランドローバー「イヴォーク」と「レンジローバースポーツ」の中間車種として位置づけられる。市場投入は2016年となる見通し。JLRのスペス最高経営責任者（CEO）は今回の発表について、「英国へのコミットメントとハイテクで高度な技能による製造業主導経済の発展を示すものだ」と語った。
JLRの2014年の世界販売台数は46万2,678台で、前年比9％増加した。市場別販売台数は、最大市場の中国が28％増の12万2,010台となったほか、英国が7％増の8万2,872台、大陸欧州諸国が3％増の8万6,310台、北米が2％増の7万4,981台だった。ブランド別ではランドローバーが 9％増の38万1,108台、ジャガーが6％増の8万1,570台だった。
