伊自動車部品大手ソゲフィが23日発表した2014年12月期決算は、純利益が360万ユーロとなり、前年の2,110万ユーロから大幅に減少した。欧州でのリストラ費用が膨らんだことや南米市場の減速などが響いた。
売上高は13億4,940万ユーロで、前年から1.1％増加した。部門別に見ると、エンジンシステムが3.2％増の8億4,490万ユーロ、サスペンションコンポーネントが2.3％減の5億660万ユーロだった。地域別では欧州が1.5％増の8億7,210万ユーロ、北米が10.6％増の2億730万ユーロ、アジアが39.5％増の8,270万ユーロ、南米が19.2％減の1億8,140万ユーロだった。
2015年の見通しについては、北米、中国、インドで好調なトレンドが続くと期待され、欧州でも昨年を上回る業績を達成できるとする一方で、南米は小幅な回復にとどまるとしている。
ソゲフィは伊有数の実業家デ・ベネデッティ氏率いる持ち株会社CIRの傘下。世界21カ国に42カ所の生産拠点を展開し、エンジンシステムとサスペンション部品に強みを持つ。
