フィンランドのノキアネットワークスは19日、来月スペイン・バルセロナで開かれる「モバイル・ワールド・コングレス（MWC）2015」で、第5世代移動通信(5G)技術を使ったモノのインターネット（IoT）のためのモバイル接続に関する展示を行うと発表した。
展示会場では、大容量のミリメートル波・センチメートル波無線機器や一けた台のマイクロ秒の低レイテンシーを実現するフレームストラクチャーなどのデモンストレーションを実施する。ノキアネットワークスのBuvac戦略担当副社長は、「今後10年以内に、500億のモノが接続され、産業の効率が向上し、人々の日常生活が改善される。ノキアネットワークスは、モバイルネットワークをこうした可能性を現実のものにするための自然な選択にする、5Gをはじめとするキーテクノロジーをすでに実証している」と述べている。
ノキアネットワークスによると、IoTのデバイスとネットワークレベルではセキュリティ能力が非常に重要となる。リアルタイムのIoTでは従来よりも信頼性の高いコミュニケーションリンク、低レイテンシー、膨大な数のセンサーやマシンから送信されるデータに対応するための極めて高い処理能力が要求される。ノキアネットワークスは、マシンタイプコネクティビティの今日的要求に応えるIoT対応の無線およびコアネットワークを提供している。
