独自動車大手フォルクスワーゲン（VW）のチェコ子会社であるシュコダ自動車は9日、2015年2月の世界販売が7万6,000台となり、前年同月に比べ8.3％増加したと発表した。最大市場の中国が24％増となったほか、昨年末に発売した小型車「ファビア」の販売が西欧と中欧市場で好調だった。同社は新モデル攻勢を継続する方針で、2月にプラハで世界初披露した新型「スペルブ」は6月に販売を開始する計画。
2月の地域別販売は、西欧が前年同月比2.4％増の2万9,600台だった。このうち、同社にとって2番目の市場であるドイツでは前年同月（1万800台）をやや下回る1万500台を販売した。中欧は前年同月比12.4％増の1万4,500台と大きく伸びた。母国チェコでは21.4％増の6,600台を販売した。
東欧は7,800台にとどまり、前年同月（8,900台）を大きく下回った。東欧で最大市場のロシアは5,600台（前年同月：6,400台）に低迷している。
シュコダにとって最大市場の中国は、前年同月比24％増の1万7,700台と好調だった。このほか、エジプト（1,200台、207.2％増）、トルコ（1,300台、108.4％増）、アルジェリア（700台、89.9％増）、オーストラリア（400台、63.3％増）も大きく伸びている。
インドは前年同月比15.4％減の1,100台だった。
