欧州自動車工業会（ACEA）が4月28日発表した2015年3月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における販売は22万3,749台となり、前年同月に比べ20.7％増加した。販売増加は3カ月連続。すべてのカテゴリーで前年実績を上回った。また、主要5カ国は、スペイン（67.6％増）、英国（25.6％増）、ドイツ（13.1％増）、フランス（11.1％増）、イタリア（10.2％増）のすべてで2ケタ増となった。1～3月の累計は前年同期比13.3％増の50万2,210台だった。
3月のカテゴリー別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車は前年同月比20.5％増の18万9,319台と、19カ月連続の増加となった。スペイン（69.8％増）、英国（23.6％増）、ドイツ（19.0％増）、フランス（10.6％増）が2ケタ増、イタリアも6.1％増加した。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比21.2％増の3万603台。主要国では、ドイツが前年並みだったものの、他の主要4カ国はいずれも2ケタ増を示した。
16トン以上の大型トラックは前年同月比27.9％増の2万4,649台。英国、イタリア、スペイン、フランスで2ケタ増となったほか、EU新規加盟国も34.4％増と大幅に伸びた。
バスも前年同月比33.1％増の3,827台と好調だった。同カテゴリーでも主要5カ国が2～3ケタ増となり、EU新規加盟国も33.6％増と好調だった。
