ロシア商用車最大手のGAZは5月12～15日までモスクワ近郊の都市コロムナで開催された第8回国際自動車フェスティバルの一環として実施されたイベント「バスワールド2015」で、中型バス「Vector‐3」と「LiAZ‐4292」および観光用クルーズバスを出展した。
「Vector‐3」と「LiAZ‐4292」は、乗客数の少ないルートの運行用に開発されたバスで、「Vector‐3」は車幅196cm、3列シート（30席）を装備し、最大定員は33人。いすゞの車台（シャーシ）とマニュアルトランスミッションを採用している。「LiAZ‐4292」は低床式バスのプロトタイプで、最大定員は75人（18席および障害者用シート1席を装備）。独自動車部品大手ZFの自動変速機と車軸を採用している。
クルーズバスは、スカニアの車台（シャーシ）を採用し、400馬力のエンジンを搭載する。トランクルームの容積は10立法メートル。最大定員は45人で、長距離の観光ルートや都市間交通に適している。
