ロシア商用車最大手のGAZは5月19~22日にモスクワで開催された第8回国際安全保障見本市の一環として実施されたイベント(Integrated Safety 2015)にGAZのウラル工場で生産した多機能消防車「ウラル」を出展した。
同モデルは4輪駆動の大型シャーシ「ウラル‐6370(6×6)」をベースとし、最大積載量は20トン、定員は6人。タンク容量は4立法メートルで、消化ポンプはメインの遠心ポンプ1台と水中ポンプ2台を装備する。遠心ポンプはドイツメーカーのヨースタットが製造した「Johstadt NP-8000」、水中ポンプはオランダのハイトランス・システムズ(Hytrans Systems)が製造した「HFS‐19」が使われている。ポンプ3台の給水能力は水圧15メートルで1秒当たり130リットル、水圧30メートルで1秒当たり90リットルとなる。