ドイツ連邦陸運局（KBA）が12月2日発表した2015年11月の乗用車新車登録は27万2,377台となり、前年同月に比べ8.9％増加した。1～11月の累計は前年同期比5.4％増の295万8,687台だった。
11月のブランド別の登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン（VW）が2.0％減の5万7,923台にとどまった。VW傘下のアウディは3.0％増、ポルシェは0.4％減だった。ドイツ勢ではスマート（68.0％増）、フォード（22.6％増）、MINI（16.4％増）、メルセデス・ベンツ（13.6％増）が2ケタ増と大幅に伸びた。
国外ブランドでは、VW傘下のシュコダが13.3％増、ルノーも19.6％増と好調だった。ランドローバーは44.2％増と急伸している。
日本勢では、三菱自（45.8％増）、マツダ（31.9％増）、トヨタ（23.5％増）、ホンダ（22.0％増）が大幅な2ケタ増となったほか、日産（9.3％増）も大幅に伸びた。レクサス（6.2％減）、スバル（9.3％減）、スズキ（8.4％減）は前年同月を下回った。
11月の燃料別の内訳は、ディーゼル車が前年同月比10.3％増（市場シェア：49.7％）、ガソリン車も6.6％増加した（市場シェア：48.2％）。電気自動車は117.8％増の1,372台。ハイブリッド車は62.1％増の3,685台で、うちプラグインハイブリッド車は1,283台（149.6％増）だった。液化石油ガス車（53.8％減）と天然ガス車（41.7％減）は大幅な減少となった。
