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2015/12/4

総合 – 自動車産業ニュース

独自工会、16年の新車登録・輸出・生産で微増を予想

この記事の要約

ドイツ自動車工業会(VDA)は、2016年の新車登録、輸出、生産台数で微増を予想している。VDAは1日、2015年通期の新車登録が前年比4%増の317万台になるとの見通しを明らかにした。また、2016年は前年をやや上回る […]

ドイツ自動車工業会(VDA)は、2016年の新車登録、輸出、生産台数で微増を予想している。VDAは1日、2015年通期の新車登録が前年比4%増の317万台になるとの見通しを明らかにした。また、2016年は前年をやや上回る約320万台(1%増)を予想している。

2016年の国内生産は同1%増の約580万台、輸出も前年比1%増の約450万台を見込んでいる。独自動車メーカーの国外生産は前年比3%増の970万台になるとの予想を示した。

■ ドイツメーカーの15年世界生産、1500万台超えの見通し

VDAによると、2015年1~11月の国内受注は前年同期に比べ6%増えている。1~11月の国内生産は前年同期比3%増の540万台となっており、VDAは通期では570万台(前年比2%増)を見込んでいる。独自動車メーカーの国外生産は通期で945万台(1%増)を見込んでおり、世界生産で初めて1,500万台の大台を超える見通し。

輸出は1~11月が3%増の約410万台。VDAは15年通期では440万台(2%増)を見込んでいる。国内で生産した車両の77%が輸出されており、西欧諸国と米国が主な輸出先となっている。

■ VDA会長、ディーゼル車を擁護

VDAのマティアス・ヴィスマン会長は、VWグループがディーゼル車に不正ソフトウエアを搭載し排ガス規制を逃れていた問題を受けてディーゼル車に対する評価が厳しくなっている点について、ディーゼル車はガソリン車に比べ燃費が20%良く、二酸化炭素(CO2)排出量も10%少ない点を指摘し、ディーゼル車はCO2排出量の削減目標の達成に不可欠であると擁護した。

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