独産業設備機械大手のデュルが2月18日発表した2009年12月通期決算（速報値）の受注残高は10億200万ユーロで、1年前に比べ8％増加した。新規受注高は前年比19％減の11億8,500万ユーロに後退したものの、第4四半期（10-12）は前年同期から81％の増加に転じており、回復基調にあることがうかがえる。
\営業利益（EBITベース）は前年比92％減の600万ユーロ、最終損益は2,600万ユーロの赤字だった。売上高も同33％減の10億7,800万ユーロに落ち込んだ。
\デュルによると、回復のけん引役は中国やブラジルなどの新興諸国。今年は新規受注で5～10％の増加が見込めることに加え、受注残の8割が年内納品のため、売上高でもプラスに転じる見通しだ。
\
