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2010/2/26

一般・技術・その他 (旧)

頼んだ色と違うクルマ、支払い拒否「できる」=独最高裁

この記事の要約

ボディカラーが注文した色と異なる自動車の支払いをめぐる係争で独連邦裁判所(最高裁)は2月17日、購入者は支払いを「拒否できる」との判断を示した。ただ、原告の男性とディーラーが最終的に色違いのクルマの納車で合意したかが解明 […]

ボディカラーが注文した色と異なる自動車の支払いをめぐる係争で独連邦裁判所(最高裁)は2月17日、購入者は支払いを「拒否できる」との判断を示した。ただ、原告の男性とディーラーが最終的に色違いのクルマの納車で合意したかが解明されていないとして、審理をエルヴァンゲン地方裁判所に差し戻した。(訴訟番号:VIII ZR 70/07)

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バーデン・ビュルテンベルク州に住む男性は2005年5月、米フロリダ州のディーラーに「ルマンブルーメタリック」色のシボレー・コルベット(5万5000ドル)を注文したが、ディーラーの発注ミスから実際に届いたのは「黒」のモデルだった。ディーラーからの催促に対し男性が「自分が注文したクルマと違う」として支払いを拒否したことから裁判に持ち込まれた。

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BGHの裁判官は、「ボディカラーは自動車の外観に決定的な役割を果たし、購入を決める際の条件の1つだ」と指摘。注文通りの色でないことは「重大な瑕疵(かし)」であり、ボディカラーを間違えることは販売店側の義務違反に当たるとして、原告(購入者)の訴えを支持した。

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