独自動車大手のダイムラーは2月19日、アップルのスマートフォン「アイフォーン」を同社の超小型車ブランド「スマート」のマルチメディア機器として使うための専用アプリと車載クレードルを開発したと発表した。特定の自動車ブランド向けにアイフォーンアプリを開発したのはダイムラーが世界で初めて。
\「スマート・ドライブ・キット」と呼ばれるセットは、2人乗りの「スマート・フォーツー」の内装や機能にマッチするようデザインされており、大きなタッチボタンや文字表示で操作できるよう工夫がなされている。ハンズフリー通話、音楽再生プログラム、インターネットラジオやナビゲーションなど運転中に必要な機能が搭載されているほか、駐車してアイフォーンをクレードルから外した時には自動的に現在地を記憶し、戻ってくるときにクルマのある場所まで案内する機能もついている。
\「スマート・ドライブ・キット」の発売は今年第2四半期の予定。価格は、専用クレードルが240ユーロで、取り付け費用が別途かかる。アプリは9.99ユーロで、アップルのアプリ販売サイト(アップストア)からダウンロードできる。ナビゲーション地図のデータアップデート費用は年49.99ユーロとなっている。
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