スイスの繊維機械・自動車部品メーカー、リーター・オートモーティブ・システムズは23日、2009年通期決算の最終赤字が2億1,750万スイスフランとなり、前年の3億9,670万フランの赤字から縮小したと発表した。コスト削減や生産体制の見直しが赤字圧縮に寄与した。売上高は前年比38％減の19億5,630万フランに後退。2010年については、繊維機械、自動車部品ともに市場の回復傾向が見られ、増収を確保できるとの見通しを示した。
\業績を部門別に見ると、繊維機械の売上高は前年比53％減の5億3,200万フランと大幅に後退。営業損益（EBIT）は7,360万フランの赤字となり、前年（4,950万フランの赤字）からさらに悪化した。自動車部品部門は売上高が30％減の14億2,430万フラン 。営業赤字（EBIT）は1億510万フランとなり、前年（2億5,100万フランの赤字）から改善した。
\同社は2008年から事業再建プログラムを実施、工場の閉鎖や低賃金国への生産移管などにより事業体制の見直しを進めている。2009年末時点の従業員数は2年前に比べ約2,800人少ない1万2,700人に減少している。（1CHF=86.61JPY）
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