欧州自動車工業会（ACEA）が3月26日発表した2010年2月の商用車新車登録は、欧州連合（EU）が12万1,510台となり、前年同月に比べ3.1％減少した。3.5トン超の中・大型トラックが26.7％落ち込んだ一方、3.5トン以下の小型トラックは1.6％の増加となり、2008年4月以来、約2年ぶりに前年実績を上回った。2010年1～2月の累計は前年同期比7.9％減の24万4,944台だった。（5～9頁の表参照）
\EUの2月の登録をカテゴリー別に見ると、3.5トン以下の小型トラックは、最大市場のフランスが0.7％減の3万875台に後退したものの、ドイツ、イタリア、スペイン、英国の主要市場で販売が伸びた。
\3.5トン以上の中・大型トラックは26.7％減の1万4,205台。ポーランド（7.1％増）、ギリシャ（14.8％増）、スロバキア（36.5％増）で前年実績を上回ったものの、その他の国では軒並み販売が後退した。16トン以上の大型トラックに限定すると、31.4％減の9,421台となり、カテゴリー別では最も落ち込みが大きかった。
\バスは14.1％減の2,173台。最大市場のフランスは5.6％増、2位のイタリアは0.6％の微減にとどまったものの、ドイツ、英国、スペインでは2ケタの減少率となった。
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