独高級車大手のBMWは22日、「メガシティ・ビーイクル（Megacity-Vehicle）」プロジェクトを通して開発している電気自動車を2013年に発売すると発表した。これに合わせてサブブランドを新たに立ち上げる。中国では今年から電気自動車の実用試験を開始、将来は現地で開発・生産したモデルを市場投入する計画だ。
\BMWは発売予定の電気自動車に炭素繊維複合材を使用した軽量部品を採用する計画。車体の軽量化により電気自動車の航続距離を延ばす戦略。同社は炭素製品大手のSGLグループと合弁会社を設立し、炭素繊維複合材の量産化事業を進めている。
\BMWは電気自動車の開発では、2009年半ばから超小型車ブランドMINIの車両をベースにした電気自動車「MINI E」を使い、ドイツや米国、英国で公道走行試験を実施している。2010年には中国にMINI Eを約50台、2011年にはBMWの電気自動車のコンセプトカー「ActiveE」をベースにした車両を投入し実用試験走行を実施する予定。
\中国では、中国自動車技術研究センター（CATARC）や国営電力会社の国家電網公司（State Grid）の協力を得て実用試験やデータ分析などを実施する。将来は現地提携先の華晨中国汽車（Brilliance）と「ニューエナジー・ビーイクル（New Energy Vehicle）」と呼ばれる新モデルを共同で開発し、現地生産する計画だ。
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