独自動車大手のダイムラーと中国のバッテリー・自動車メーカー、比亜迪汽車（BYD）は27日、電気自動車（EV）の研究開発を行う合弁会社Shenzhen BYD Daimler New Technology Co. Ltdを中国に折半出資で設立する契約に署名した。同計画の実現には、当局の認可が必要となる。
\両社は合弁会社に6億元（約7,100万ユーロ）を投資する。共同開発したEVは新ブランドで販売する計画。商標権は両社が保有する。両社は今年3月初め、EVを共同開発する計画を発表、中国に技術センターを設け、開発や試験などを行う方針を明らかにしていた。
\BYDの王伝福総裁は合弁設立について、「中国で新しいEVブランドを立ち上げるために両社の強みを生かしていく」とコメント。ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長も「合弁会社の設立により中国のEV市場の高い潜在成長性を最大限に生かした事業展開ができるようになる」と述べ、今後の活動に期待感を示した。
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