独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンのハンスゲオルク・ヘルター社長は、2010年通期売上高が前年比約25％増の115億ユーロ以上に達するとの見通しを明らかにした。1‐5月期売上高が前年同期比40％増の50億ユーロに拡大するなど業績が急回復しており、黒字転換を見込んでいるとした。9日付独業界紙『アウトモビールボッヘ』（オンライン版）が報じた。
\けん引役は中国をはじめとするアジア・太平洋地域だ。同地域の売上高は09年に17億ユーロとなり、グループ総売上高に占める割合は18％に達した。とくに成長が著しいのは中国で、売上高は9億7,000万ユーロとなり、ここ5年で4倍に拡大したという。
\ヘルター社長は、アジア・太平洋地域の売上高は今年20億ユーロに拡大すると述べ、中期的にグループ売上の4分の1を占めるとの見通しを示した。
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