ICタグ（RFID）を活用した自動車の製造・輸送管理システムを開発する業界横断型のプロジェクトがドイツで進められている。「RAN」と名付けられた同プロジェクトには、自動車メーカーのダイムラーやBMW、自動車部品大手のボッシュ、ソフトウエア大手のSAPやIBM、運輸大手のDHL、カールスルーエ大学などの研究機関が参加する。同プロジェクトは年初にスタート。期間は3年間で連邦経済技術省（BMWi）が3,500万ユーロを資金支援している。
\ICタグ（RFID）は以前から自動車業界でも利用されているが、今回のプロジェクトでは業界を横断する標準的なシステムを開発することにより、新たに取引先に加わる企業も同管理システムに容易に参加できるようにする。
\世界中からトラックや船、貨物鉄道などさまざまな輸送手段で工場に届く部品や、異なる内装や駆動装置などが装備された完成車などの情報を最新のIT技術により管理することで、作業の精度や効率が向上し、市場動向にも柔軟に対応できるようになる。
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