独BMW傘下の小型車ブランドMINIは9月半ばから、英国で実施している電気自動車（EV）「MINI E」の実用試験の後半をスタートさせる。前半は今年6月に終了。後半は2011年2月まで実施する。BMWは実用試験の結果を2013年に発売予定のEVの開発に反映させていく。
\同プロジェクトではロンドン西部、オックスフォード、アンドーバー周辺で40台のMINI Eを個人および法人に提供し、実用試験をしている。また、比較のため、従来エンジンを搭載した「MINIクーパー」およびBMW「116i」についてもドライバーの利用状況を調査している。
\前半を終えた時点では、「MINI E」の利用者から問題点として、後部座席のスペースにバッテリーを搭載しているため座席として利用できないことが不便だとか、2009年12月から2010年1月の寒い時期にバッテリーの能力が極端に低下した点などが指摘された。
\一方、利点としては、騒音が少ないことや、ガソリンスタンドに行く必要がない点が挙げられた。また、従来エンジン搭載車とEVの利用状況には、これまでのところ大きな差は見られなかった。
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