スウェーデンの高級車メーカー、サーブは近く、中国、ロシア、ブラジルの販売パートナーを決定する見通しだ。サーブの親会社である蘭スポーツカーメーカー、スパイカー・カーズのビクター・ミュラー最高経営責任者（CEO）が17日、ロイター通信に明らかにした。
\ミュラーCEOは、急速な経済成長に伴い自動車需要が拡大している新興国でサーブを売り込んでいく方針を示し、中国とロシアで来年1月に、ブラジルでは第1四半期中に、現地販売パートナーを発表すると述べた。同CEOによると、中国では当面、販売事業の再開を目指すが、将来的に販売規模が1万台を超えた場合、現地生産に踏み切る可能性もあるという。
\スパイカーは1月、昨年2月に経営破たんしたサーブを7,400万米ドルで買収することでGMと合意。2月に同ブランドの買収手続きを完了し、3月からスウェーデン南西部のトロルヘッタン工場で生産を再開した。今年の販売目標は当初4万5,000台に設定していたが、サプライヤー網の再構築を理由に、3万～3万5,000台に下方修正している。
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