スロバキアのイベタ・ラディツォバー首相は15日、仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンが、同国での生産を拡大する方向で検討を進めていることを明らかにした。
\PSAは2005年にスロバキア西部のトルナバに進出。プジョー「207」、シトロエン「C3」を生産している。トルナバ工場の生産能力は年30万台だが、フル稼働体制にはなっていない。ラディツォバー首相は記者団に対し、「生産部門で従業員を1,000人増員する方向で協議している」と語った。PSAの広報担当者は、「トルナバ工場での生産を拡大するため人員を増強する」と述べたが、増員の規模や実施時期など詳細については明言を避けた。
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