スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが1日発表した2010年10-12月期決算は、純利益が1億7,880万米ドルとなり、前年同期の6,350万ドルから大幅に回復した。リストラによるコスト削減と、新興国での販売好調が寄与した。
\売上高は前年同期比14％増の19億1,000万ドル。地域別で見ると、主力の欧州が6％減の7億1,700万ドルに後退したものの、北米が24％増の5億2,200万ドル、日本が13％増の2億600万ドル。その他の地域も49％増の4億6,200万ドルと好調だった。製品別では、エアバッグ（ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む）が17％増の12億8,100万ドル、シートベルト（シートサブシステムを含む）は9％増の6億2,600万ドルだった。
\10年通期の純利益は5億9,060万ドルとなり、前期の1,000万米ドルから急伸した。売上高は40％増の71億7,100万ドル。地域別売上高は、欧州が8％増の27億4,100万ドル、北米が73％増の20億5,400万ドル、日本が58％増の7億9,100万ドル、その他の地域が77％増の15億8,500万ドルにそれぞれ拡大した。製品別では、エアバッグが46％増の48億700万ドル、シートベルトは30％増の23億6,400万ドルだった。
\11年の見通しについてオートリブは、1-3月期は前年同期比20％の増収、通期でも10％の増収が見込める、としている。
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