トヨタ自動車は欧州市場の販売規模を2013～14年までに100万台に回復させる計画だ。同社の欧州事業統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパのディディエ・ルロワ社長が2月28日、ジュネーブモーターショーの開幕を前に記者団に明らかにした。欧州販売に占めるハイブリッド車の割合は、2010年の9％から2020年までに約20％に拡大すると見込んでいる。
\同社の欧州販売のピークは2007年の約120万台。今年は前年実績（80万8,000台）を10％上回る販売を見込んでいる。現在、欧州市場では、トヨタ、レクサスの両ブランドから6車種のハイブリッド車を販売している。今後は、少なくとも10車種のハイブリッド車を投入する計画という。
\ルロワ社長によると、欧州でハイブリッド車への買い替えを検討する人の割合は2009年の8～9％から2年以内に16％に拡大する見通し。欧州では日本や米国市場に比べるとハイブリッド車に対する消費者の関心は低いものの、需要は増える傾向にあるとしている。
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