トヨタ自動車は1日、ロシア極東のウラジオストクで「ランドクルーザープラド」をノックダウン生産する計画を発表した。三井物産とロシア自動車大手のソレルスが2010年8月に折半出資で設立したソレルス・ブッサン(本社:ウラジオストク)とこのほど、2012年春頃から同社工場で組み立てを開始することで合意したとしている。生産規模は差し当たり月約1,000台を予定している。
\トヨタの発表によると、ランドクルーザープラドはロシアで人気の高いモデルで、現地工場での組み立てにより、より迅速に市場に供給できる体制が整うという。
\ソレルスはモスクワに本社を置くロシアの自動車大手。自社ブランドのUAZで自動車を生産・販売するほか、国外メーカーのモデルを受託生産している。今年2月には米フォード・モーターと生産提携で合意、合弁会社を設立する計画を発表した。
\ソレルスは2009年12月末にウラジオストクで自動車組み立て工場を稼働させた。同工場では、UAZ車のほか、韓国・双竜自動車、伊フィアット、いすゞ自動車のモデルを受託生産している。
\