スロバキア政府が49％を出資する同国通信大手スロバキアテレコムは8日、上場する計画を発表した。政府系企業の民営化を進める政府は当初、同社の筆頭株主で株式51％を保有するドイツテレコムに持ち株を売却することを検討していたが、合意に至らなかったため、株式を公開することを決めた。
上場計画の詳細は未定だが、年内にブラチスラバ証券取引所に上場するほか、ロンドン証券取引所でも国際委託証券（GDR）を上場する。現地の報道によると、新規株式公開（IPO）で最大8億ユーロを調達する計画だ。
スロバキアテレコムは国内通信最大手。2014年の売上高は前年比5％減の7億6,800万ユーロ、利払い税引き償却前利益（EBITDA）は8％減の3億1,000万ユーロだった。
