欧州委員会が10月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数（ESI、標準値100）は105.9となり、前月から0.3ポイント上昇した。改善は4カ月連続。建設、小売業で大きく上向いた。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では建設業が2.5ポイント、小売業が2.3ポイント、製造業が0.3ポイントの幅で上昇した。サービス業は0.5ポイント、消費者は0.6ポイント低下した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.1ポイント上回る107.5。主要国ではフランスが1.6ポイント、イタリアが0.9ポイント上昇したが、英国が2.4ポイント、ドイツとスペインが0.7ポイント低下した。
