ユーロ圏の雇用が緩やかに改善している。EU統計局ユーロスタットが10月30日発表した9月の失業率(速報値・季節調整済み)は10.8%で、前月の10.9%(速報値の11%から改定)から0.1ポイント低下。2012年1月以来の低水準となった。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率は前月を0.1ポイント下回る9.3%。フランス、スペイン、イタリアなどで低下した。最低はドイツの4.5%、最高はギリシャ(6月時点)の25%だった。
同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を13万1,000人下回る1,732万3,000人、EUが同14万7,000人減の2,263万1,000人と推定されている。