東欧経済ニュース

ロシア2位銀行が黒字転換

ロシア銀行2位で国営の外国貿易銀行(VTB)は、2010年1-9月期の最終利益で416億ルーブル(13億7,000万米ドル)を計上し、455億ルーブルの赤字となった前年同期から黒字転換した。国内経済の回復と歩調を合わせ、 […]

ペプシコ、露乳製品・飲料大手を買収

米飲料大手のペプシコは2日、ロシアの乳製品・飲料大手ウィン・ビル・ダン(WBD)の株式66%を38億ドルで買収すると発表した。ロシア政府が認めれば残りの株式も取得する方針だ。独禁当局の承認を経て取引が成立すると、ペプシコ

ロシア流通最大手X5、同業コペイカを買収

ロシアのスーパー最大手X5が同業、コペイカを買収する。取引金額は350億ルーブル。債務の肩代わり分も含めると、総額515億ルーブルに上る。ブルームバーグ通信が6日付で伝えた。 \ コペイカの買収により、X5は国内店舗数が

ウクライナ大統領、税制改革法案に拒否権行使

ウクライナのヤヌコビッチ大統領は11月30日、自営業者に対する課税強化を内容とする税制改革法案に対して拒否権を行使した。国民の抗議に屈して財政健全化に必要な施策を修正する形となり、ウクライナ政府の改革実行力に疑問が浮上し

入札案件

N1684 クロアチア:ノンステップバス8台の調達(ザグレブ空港) \ 入札期限:12月23日、入札保証金:13万ユーロ、納期:180日 \ コレポン:英語 \ 問合せ先:Zracna luka Zagreb d.o.o

業務提携・パートナー求む

T1056  ブルガリア:結晶ハチミツの輸出を希望 \ 問合せ先:Angel Zanev ET, \ Mr. Yordan Zanev, \ Bratja Martschevi Str. 28, 5220, \ Bial

「カチンの森」虐殺はソ連の仕業~ロシア

ロシア下院は26日、第2次世界大戦中の1940年にポーランド将校らが殺害された「カチンの森」事件など一連の虐殺事件について、スターリンの責任を認める声明を賛成324票で採択した。共産党議員57人を除く全会派が支持した。

ロシア・EU共同経済圏の構築を提唱=プーチン首相

ロシアのプーチン首相が、欧州連合(EU)に対し、共同経済圏の構築をも視野に入れた協力緊密化を提案した。11月25日付『南ドイツ新聞(SZ)』紙への寄稿で同首相は、2008年の金融危機が示した問題に対応するには、現在の提携

露がEUとのWTO加盟交渉終結、来年の加盟が射程圏内に

ロシアと欧州連合(EU)は11月24日、同国の世界貿易機関(WTO)加盟交渉で最大の難関となっていた、ロシアが原材料輸出に課している関税を撤廃することで合意し、交渉を終結した。同関税はロシアがWTO加盟を批准した時点で撤

EUとウクライナ、ビザなし渡航実現に向けた行動計画に署名

欧州連合(EU)とウクライナは11月22日、ブリュッセルで年次首脳会談を開き、ウクライナ市民のEU域内へのビザ(入国査証)なし渡航実現に向けた行動計画で合意した。 \ 現在、ウクライナ市民がEU27カ国に渡航する際にはビ

ポーランド中銀、政策金利据え置き

ポーランド中央銀行は11月23日に開いた定例金融政策理事会で、金利据え置きを決めた。10月のインフレ率は9月の2.5%から2.8%に上昇したが、依然として近年の最低水準にあり、インフレ加速への圧力は限定的なことが理由。中

TRW、ポーランドに新工場建設か

米自動車部品大手のTRWオートモーティブがポーランド南西部のグリヴィツェに工場を建設することを計画しているもようだ。TRWはイタリアでも新工場の建設を検討しているが、ポーランド政府筋によると、最終的にグリヴィツェに決定す

グダニスク造船所、風力発電機の生産開始

ポーランドのグダニスク造船所はこのほど、風力発電機の生産を開始した。事業多角化を通じて新たな収益源を確保するのが狙いで、将来的には風力発電機の欧州におけるリーディングカンパニーとなることを目指す。 \ 今回稼動を開始した

ハンガリー政策金利、2年ぶりに上昇

ハンガリー中央銀行(MNB)は29日、政策金利を5.5%へと0.25ポイント引き上げた。経済回復が鈍る懸念はあるものの、インフレ抑制のほうが火急の課題と判断した。近い将来、再利上げを実施する可能性も指摘している。 \ M

ダイムラー、ケチケメート工場で電力設備の設置完了

独自動車大手ダイムラーは11月24日、ハンガリー中部のケチケメートに建設中の工場に電力サブステーションの設置を完了した。 \ サブステーションの出力は63メガワット。設置費用は15億フォリントで、ハンガリーの配電大手ED

チェコ大統領、財政緊縮関連法案に署名

チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領は11月23日、政府の財政緊縮関連4法案のうち3法案に署名した。大統領報道官が同日、CTK通信に明らかにした。 \ 4法案は、出産手当や福祉手当ての引き下げや公務員給与制度改正、再生可

政府、CSAとプラハ空港運営会社の合併を閣議決定

チェコ政府は23日、国営航空会社CSAとプラハ・ルズイニエ国際空港の運営会社Letiste Prahaを合併する財務省案を閣議決定した。資本力を強化し、安定した企業を創出するのがねらい。計画の実行には競争当局(UOHS)

チェコ、1-10月の中古車輸入が12%減少

チェコ自動車輸入業者協会(SDA)が先ごろ発表した統計によると、2010年1-10月期の輸入中古車登録台数(乗用車)は10万8,000台で、前年同期から12%近く減少した。通貨コルナの対ユーロ為替相場が上昇し、新車が安く

ウニクレディト、チェコ事業を拡大

伊大手銀行ウニクレディトは、チェコで事業拡大を加速させる。同行は総資産で中東欧最大を誇るが、チェコでは他の欧州大手行の後塵を拝しており、支店網の拡大でライバルを追撃する考えだ。 \ ウニクレディト・チェコのイジー・クネル

退職間近のチェコ国民、約半数が老後に備える

定年を10年以内に控えたチェコ国民の約半数が、安定した老後のために貯蓄をしている――労働・社会事情研究所が市場調査大手GfKによる世論調査のデータを基に実施した調査から明らかになった。一方、国民の4人に1人が、主に経済的

IMF、スロバキア財政再建策を評価

国際通貨基金(IMF)は11月23日発表した報告書で、スロバキア政府が設定した財政赤字削減策について、「持続可能な財政への第1歩だ」と評価するとともに、財政赤字目標の達成には困難が伴うとの見方を示した。 \ ラディツォバ

サムスン電子、スロバキアで1,000人採用へ

サムスン電子が来年、スロバキアで1,000人の新規採用を計画している。液晶ディスプレー(LCD)事業の強化が目的だ。同国南西部にあるガランタ工場とヴォデラディ工場が対象となる。ラディツォバー首相が24日、同社幹部との会合

「中国からの投資誘致に注力」=ブルガリア財務相

ブルガリアは、中国からの投資を積極的に誘致する考えだ。11月23日、ロンドンで開催された国際ビジネスフォーラムに出席したシメオン・ジャンコフ財務相は、「中国は21世紀の経済大国だ」と述べ、インフラやエネルギーなどの分野で

ブルガリアの不良債権、10月に再び急増

ブルガリア中央銀行によると、ブルガリアの金融機関が抱える不良債権額は10月に再び急増した。10月の不良債権および貸出条件緩和債権の合計金額は9月から3億8,755万レフ増加。前月比増加率は5.9%で、増加スピードは9月の

ブルガリアで11のネットプロバイダー・有料TVが合併

ブルガリアでインターネットプロバイダーと有料テレビ会社11社が事業を統合し、新会社「ブルガリアテレコム・テレビ(BTT)」を設立する。現地通信社『Novinite』の報道によると、新会社は、勢力の結集により国内全域での事

セルビアの医療機器市場、成長に期待

英市場調査会社エスピコムのまとめによると、セルビアの医療機器市場の規模は2億3,300万米ドル、国民一人当たりでは32ドルとなっている。医療機器需要は金融危機による景気後退で減少したものの現在は回復基調にあり、2015年

中露首脳会談、経済関係拡大を確認

メドベージェフ露大統領が9月に訪中した際に戦略的なパートナーシップの強化で合意したロシアと中国が、温家宝・中国首相のロシア訪問(11月22~24日)を機に、経済関係の拡大を打ち出した。両国はエネルギーや原発、金融分野の計

外国投資受け入れ額、1-9月期は13%減

ロシア連邦統計局(ロススタット)がこのほど発表した2010年1-9月期の外国投資受け入れ額は475億米ドルで、前年同期から13.2%減少した。内訳は直接投資が17.8%減の82億ドル、ポートフォリオ投資が15%減の8億6

ロシア連邦議会、来年度予算案を承認

ロシア連邦議会の下院は11月24日、来年度および2012~13年度の政府予算案を賛成314、反対89、棄権1で承認した。イタルタス通信が報じた。 \ 同案によると、来年度の歳入は国内総生産(GDP)比17.6%の8兆8,

独コンチネンタルのロシア工場、年内に建設地決定

独タイヤ・自動車部品大手コンチネンタルは、年内にロシア工場の建設地を決定する方針だ。11月24日付の独紙『NfA』が、ロシア現地メディアの情報をもとに伝えた。 \ 『NfA』によると、コンチネンタルは現在、モスクワの北東

ルサール、中国攻略に本腰

アルミ世界最大手のルサールが中国進出を本格化する。北京を本拠とする中国北方工業公司(ノリンコ)の販売子会社に資本参加するほか、ノリンコとアルミ合金の製造販売で合弁事業を立ち上げる。 \ ルサールが11月24日発表したとこ

露スホーイ、タイから旅客機12機を受注

ロシアの航空機メーカー、スホーイ・カンパニーの民間機部門SCAは、タイの格安航空会社オリエント・タイ航空から旅客ジェット機「スーパージェット100」を12機受注した。受注額は3億ドルに上るもよう。イタルタス通信がオリエン

ガスプロム、「サハリン2」の権益拡大を計画か

天然ガス世界最大手の露ガスプロムは、サハリン沖の資源開発事業「サハリン2」で、三井物産および三菱商事が保有する権益を取得することを計画しているもようだ。現地日刊紙「RBK」が11月23日、国家監査委員会からの情報として報

独エネルギー大手エーオン、ガスプロム株放出か

エネルギー大手の独エーオンがロシアの国営天然ガス大手ガスプロムの株式を売却することを検討しているもようだ。露日刊紙『コメルサント』が報じたもので、同国のプーチン大統領は11月26日に予定するドイツのメルケル首相との会談で

露資源大手2社がアジア事業を強化

ロシアの資源大手が、需要の大幅拡大が見込めるアジア事業を強化している。石炭最大手のSUEKは11月24日、アジア・太平洋地域への販売拡大戦略の一環として、東京に販売拠点を開設すると発表した。主要販売先である欧州市場におけ

GSK、ワクチン現地生産へ

英系製薬会社のグラクソスミスクライン(GSK)は11月26日、AFKシステマ傘下のBinnopharmと、ワクチンのロシア現地生産で合意、契約に調印した。現地生産する企業に便宜を与えるロシア政府の方針が背景にあるとみられ

旅行大手トーマスクック、露同業Intouristを買収

ロンドンに本拠を置く英独系の旅行大手トーマスクックは11月25日、ロシア同業Intouristの資本50.1%を露複合企業システマから取得し経営権を取得すると発表した。今回の買収によりロシアの旅行市場に進出。急速に拡大す

ロシアの穀物収穫量38%減

ロシアにおける今年の穀物収穫量は6,030万トンとなり、過去最高を記録した昨年実績を38%下回った。夏の干ばつが原因。昨年は9,710万トンだった。 \ 小麦は3割減の4,350万トン。一方で米と大豆は大きく伸びた。 \

ウクライナの外国直接投資、他国に比べ低調

ウクライナへの外国直接投資(FDI)の回復が、他の中東欧諸国に比べ遅れている。ヤヌコビッチ大統領は2月の就任時に「政治的安定と改革を進めFDIを促進する」と約束したが、実現する見通しはまだ立っていない。エコノミストは同大

ウクライナ、エジプトで油田採掘権を取得

ウクライナの国営石油・ガス公社ナフトハズがエジプト政府から西サハラ地方の2つの油田の採掘権を取得した。このほど開かれた経済・科学・技術協力に関するウクライナとエジプトの政府間委員会での合意に基づき、ウクライナ政府が11月

入札案件

N1680 ロシア:スプリンクラーの設置工事 \ 入札期限:12月16日 \ コレポン:ロシア語 \ 問合せ先:Upravlenie Delami Presidenta Rossijskoy Federasii, \ M

業務提携・パートナー求む

T1055  ロシア:家具材(パイン、バーチ)の輸出を希望 \ 問合せ先:RosEkoLes, \ Mr. Alexander Demidov \ Levoberezhie, 644000, \ Omsk, Russia

最大野党が分裂~ポーランド

ポーランドの最大野党で右派の「法と正義(PiS)」が議員離脱で揺れている。党内リベラル派の有力議員が、ヤロスワフ・カチンスキー党首の強硬路線に愛想を尽かし、新党「ポーランドが最も重要(PjN)」を結成したのだ。11月21

中東欧の今年のGDP、前年比 1.4%増に =WIIW予想

ウィーン経済研究所(WIIW)はこのほど、欧州連合(EU)に加盟する中東欧10カ国(EU-10)の夏以降の景気回復基調を受け、同地域の今年の国内総生産(GDP)予想成長率を今夏の予想からわずかながら上方修正した。ただ、E

ワルシャワ証取、中東欧企業の上場が増加

ポーランドのワルシャワ取引所に上場する中東欧系企業が相次いでいる。ウクライナでアグリビジネスを展開するキプロスのアグロトンは先ごろ、ワルシャワ証取で25社目の外国企業として上場した。初値が公募価格を18%上回るなど取引は

小売市場、成長に期待

中東欧諸国の多くでは、金融危機で落ち込んだ個人消費が本格的な回復には至っておらず、小売業界は低迷が続いている。そんな中、ひとり気を吐いているがポーランドだ。 \ ウィーン経済研究所(WIIW)によると、中東欧諸国の大半で

政府、エネア売却を仕切り直し

ポーランド政府は電力大手の国営エネアの株式売却を仕切り直しする。政府は10月末、同国の実業家ヤン・クルチク氏が率いる投資会社クルチク・ホールディングに独占交渉権を供与。独占交渉の期限が切れた今月4日には、クルチク氏がエネ

PGEの7-9月期決算、増益を確保

ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)が15日発表した2010年7-9月期連結決算の純利益は前年同期比2.7%増の7億4,700万ズロチとなった。政府が支払う賠償金と電力販売が減少し、売上

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