化学

K+S AG―カナダのカリウム鉱山会社を買収へ―

肥料大手の独K+S(カッセル)は22日、カナダのカリウム鉱山会社Potash Oneに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。農業向け需要が伸びるカリウムの生産能力を拡張する狙い。Potash Oneはカナダの世 […]

Bayer AG―製薬・農業科学中心に4,500人削減―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は18日、2012年末までに従業員4,500人を削減すると発表した。製薬、農業科学部門の製品開発と販売事業、および新興国事業の強化資金をねん出することが狙いで、2012年以降

Procter & Gamble―Wellaの本社閉鎖・移転へ―

日用品大手の米Procter & Gamble(P&G)は16日、傘下の独ヘアケア用品ブランドWellaの中核拠点をフランクフルト市南部のダルムシュタットから同市北部のシュヴァルバッハとクローンベルク

電気自動車で外国と協調=政府諮問委委員長

電気自動車(EV)の分野で世界トップになることを目指しドイツ政府が5月に立ち上げた諮問委員会(Nationale Plattform Elektromobilitaet)のヘニング・カーガーマン委員長は18日付『ファイナ

靴製品から有害物質、当局が警鐘

連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は16日、2009年の年次報告書を発表した。それによると、サンダル、ブーツなどの靴製品331点を対象に実施した検査で、全体の83%に当たる274点から多環芳香族炭化水素(PAH)が検出

独プラスチック加工メーカー、ジェール工場が着工

独プラスチック加工メーカーのヴァイス・クンストシュトフフェアアルバイトゥングはこのほど、ハンガリー北部ジュールで工場の起工式を行った。同社は2007年から同地で工場を賃借して生産しているが、中東地域で需要が拡大しているこ

化学大手シブール、スチレン工場の増強完了

ロシア化学大手シブール傘下のシブール・ヒムプロムはこのほど、ペルミのスチレン工場の拡張工事を完了し、稼動を開始した。プラントへの投資金額は80億ルーブル(1億9,000万ユーロ)で、エチルベンゼン、スチレン及び発泡性スチ

クリスマス商戦好調、売上は06年以来の水準に

ドイツの小売業界が年末商戦に大きな期待をかけている。景気と雇用情勢の回復を背景に消費者の支出増が見込まれるためで、独小売業中央連盟(HDE)は11日、クリスマス商戦期(11~12月の2カ月間)の業界売上高が前年同期比2.

Coty,Inc.―独化粧品メーカーDr.Schellerを買収―

香水世界最大手の米Coty(ニューヨー)は12日、独化粧品メーカーDr.Schellerを露Kalinaから完全買収すると発表した。メークアップ事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。 \ Dr.Schellerは

産業施設の汚染物質排出規制、加盟国承認で年内発効へ

EU加盟国は8日の閣僚理事会で、域内の産業施設から排出される汚染物質を規制するための指令案を承認した。エネルギー、金属、化学、廃棄物処理など幅広い分野の産業施設について、利用可能な最善技術(BAT)の導入状況を許認可プロ

独製造業売上、9月は1.3%減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した同国の9月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.3%減(暫定値)となり、8月の同2.0%増(修正値)から大幅に悪化した。食料品と化学を除くすべての主要部門で売り上げ

中国との経済協力を強化

ポーランドと中国が経済協力関係を強化する。ポーランドのヴァルデマル・パヴラク経済相と中国商務部の姜増偉次官は3日、ワルシャワで相互経済協力に関する宣言に調印した。 \ 宣言への調印は、賈慶林・中国人民政治協商会議議長のポ

Beiersdorf AG―1-9月期売上、実質4%増止まり―

化学大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が4日発表した2010年1-9月期決算の売上高は47億400万ユーロとなり、前年同期比で名目8.1%増加したものの、事業の買収・売却を除いた実質では伸び率が4.0%にとどまっ

ロシア、世界肥料最大手の買収を検討か

ロシアの肥料メーカーPhosAgroが、カナダの競合で世界最大手のポタシュの買収に向けて、政府に支援を要請していたことが明らかになった。ブルームバーグ通信が3日付でロシア経済紙『ベドモスチ』の報道として伝えた。 \ 豪英

Bayer

製薬・化学大手の独Bayerは8日、ブランド数を漸次削減し、親ブランドの「Bayer」を強化していく方針を明らかにした。ブランド数が多いと「Bayer」のブランド力が低下すると判断したため。これに伴い、2006年末に買収

化学業界成長鈍化、7-9期売上成長0.5%に

ドイツ化学工業会(VCI)が3日発表した独業界の2010年第3四半期(7-9月期)の売上高は前期比0.5%増の418億ユーロとこれまでに続き拡大した。ただ同5.2%増となった第2四半期に比べると拡大幅は大きく縮小。VCI

ユニリーバ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)の純利益は12億5,000万ユーロで、前年同期から19%増加。新興市場を中心に販売が伸びたほか、コスト削減、ユーロ安効果もあって増益を確保した。売上高は13.2%増の115億ユーロ。 \

9月小売売上、実質0.4%増に

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した2010年9月の国内小売売上高(小売売上の約76%を占める計7州のデータに基づく暫定値。自動車販売店を除く)は前年同月を名目で1.6%上回り、物価変動を加味した実質でも0.4%増加し

Sabic―Bayerの樹脂部門買収に関心―

サウジアラビアの国営化学大手Sabic(リヤド)が独Bayerの樹脂部門Bayer Material Scienceの買収に関心を示している。Sabicのモハメド・アルマディ社長が独週刊紙『ツァイト』に対し明らかにした。

Bayer AG―7-9月期2ケタ台の増収増益に―

化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が10月28日発表した2010年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は16億5,600万ユーロとなり、前年同期から10.5%増加した。

帝人―蘭パラ系アラミド繊維工場を本格再稼働― 

帝人は10月27日、アラミド繊維事業を展開する蘭子会社テイジン・アラミドB.V.(アーネム市)がパラ系アラミド繊維「トワロン」を製造するエメン工場の生産ラインを9月半ばからすべて本格稼働させていることを明らかにした。金融

Linde

工業ガス大手の独Lindeは10月27日、中国の太原鋼鉄(Taiyuan Iron and Steel Ltd=TISCO=)向けに空気分離装置を建設することで合意したと発表した。太原にあるTISCOの工場敷地内に生産能

樹脂・ゴム加工機械業界、売上予測15%増に引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、樹脂・ゴム加工機械業界の2010年売上成長率予測を春に提示した11%から15%へと上方修正した。同業界と顧客業界の業績が当時の予想を上回るスピードで回復していることを反映させた。

ヘンケル、接着剤工場を建設

ドイツの化学・日用品メーカー、ヘンケルの中東欧部門であるヘンケル・セントラル・イースタン・ユーロップ(ヘンケルCEE)は10月26日、ハンガリーに接着剤工場を新設すると発表した。中東欧地域の顧客企業への供給能力を強化する

グラム陰性菌でパラジウムのナノ粒子調製に成功

グラム陰性菌を利用してパラジウム(Pd)水溶液からPdの微粒子を析出させることに、ギーセン大学とオーフス大学(デンマーク)の研究チームが成功した。従来の手法では金属の分離・濃縮から高機能材料化(ナノ粒子調製)まで多段階の

米デュポン、チェコで新工場を開所

米化学大手デュポンは10月半ばにチェコ東部ホレショフで新工場を開所した。同工場では従業員70人を雇用し、リサイクルPVB(ポリビニルブチラール)を原料とする同社の特許製品「ブタサイト(合わせガラス中間膜)」を欧州向けに生

ウズベク化学産業、老朽設備の更新が課題

ウズベキスタンの化学産業は、国内総生産の5%を占める。同国は石油、天然ガス、リン、炭酸ナトリウムなどの資源に恵まれており、化学産業の発展ポテンシャルは高いと見られるが、旧ソ連時代からの老朽化した設備を抱える企業の生産能力

高失業から完全雇用へ 労働市場、大きな転換期迎える

ドイツの雇用情勢が好調だ。10月の失業者数は294万5,000人となり、1992年以来18年ぶりの低水準を記録。完全雇用の実現も数十年ぶりに視野に入り出し、ドイツ経済の先行きは明るさを増してきた。ただ、こうした好材料の影

バイエル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は2億8,000万ユーロで、前年同期から12%増加。農業化学、ハイテク材料部門が好調で収益を押し上げた。売上高は16%増の85億8,000万ユーロ。 \

BASF(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は12億5,000万ユーロで、前年同期の2億3,700万ユーロから急増。世界的に需要が回復したほか、税負担の軽減で利益が膨らんだ。売上高は23%増の158億ユーロ。 \

Alliance Boots GmbH―独医薬品卸のAnzag買収―

スイスに本社を置く英国系のヘルスケア大手Alliance Boots(ツーク)が医薬品卸大手の独Anzagを買収する。Anzagの大株主である独医薬品卸大手3社から株式を譲り受け、出資比率を従来の30%から81.64%へ

BioSpring GmbH―日本市場開拓に意欲―

人工遺伝子メーカーの独BioSpring(フランクフルト)が日本市場に熱い視線を送っている。市場開拓の大きな可能性を秘めているためで、最近は東京と大阪でプレゼンテーションを行った。同社のジルヴィア・ヴォイツェフスキー、ヒ

東邦テナックス―ドイツで炭素繊維の新生産ライン稼働―

帝人グループで炭素繊維事業を展開する東邦テナックスは20日、ドイツのグループ会社トーホウ・テナックス・ヨーロッパ社(ブッパタール市、TEE社)のオーバーブルフ工場で炭素繊維の第4生産ラインを稼働させたと発表した。年産能力

BASF SE―売上・利益で過去最高更新見込む―

化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日発表した2010年7-9月期(第3四半期)暫定決算報告のなかで、2010年12月通期の売上高が630億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(623億ユーロ)を更新す

肥料販売、K2OとP2O5が大幅増

ドイツ連邦統計局が21日発表した国内肥料販売統計によると、2009年7月~2010年6月の酸化カリウム(K2O)販売量は前年同期比102.5%増の36万トンと大幅に拡大した。比較対象の08年7月~09年6月はK2Oの販売

「政府調達の改善を」、独経済相が日本に注文

ドイツのライナー・ブリューデルレ経済相は15日、訪問先の日本で大畠章宏・経済産業相などと会談したなかで、日本が欧州連合(EU)と自由貿易協定を締結することを支持すると述べるとともに、同協定を実現するには「いくつかの障害を

独BASF、ポリウレタンシステムハウス開設

独化学大手BASFは7日、ポーランド中西部ポズナニ近郊のスレムで、ポリウレタン(PU)のシステムハウスの開所式を行った。ポリウレタンの成長市場である中東欧におけるリーディングカンパニーとしてのポジションを強化したい考えだ

有毒汚泥流出のアルミ工場、政府の強制管理下で運転再開

今月4日に大量の有害汚泥の流出事故を引き起こしたハンガリー西部アイカのアルミニウム精錬工場は15日に試験運転を開始し、19日に通常運転を再開した。同工場を運営している国内大手企業MALハンガリアン・アルミニウムは13日に

Syngenta AG―7-9月期10%増収に―

世界最大の農業科学メーカーであるスイスのSyngenta(バーゼル)が14日発表した2010年7-9月期(第3四半期)の売上高は21億9,900万ドルとなり、前年同期から10%増加した。農薬、種苗事業がともに好調で、同社

「ベッド税」の危うい皮算用

2003年に「セックス税」を導入して話題となったケルン市が今月から通称「ベッド税」を導入し、またもや注目を浴びている。セックス税は風俗嬢から1日当たり6ユーロ、風俗店から床面積10平方メートル当たり同3ユーロを徴収すると

BASFが有機金属構造体の量産化に成功

化学大手の独BASFが錯体の一種である有機金属構造体(MOF)の量産技術を開発した。これまでに比べ簡単かつ高効率で製造できるようになったほか、従来の技法で必要だった有機溶媒を一切使用しないのが特徴。既存の製造プラントで対

独製造業売上3カ月ぶりに好転、8月は1.8%増に

連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ

BASF SE―スチレン系樹脂事業を分社化―

化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築。売却ないし合弁会社化の準

導電性樹脂、新技術で製造時間短縮

繊維強化樹脂(CFRP)に電導性を持たせるために添加するカーボンナノチューブ(CNT)を簡単に作成する技術をフラウンホーファー応用素材研究所(IFAM)が開発した。大気圧プラズマを用いてCNTの表面構造を変化させ、ポリマ

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