石油・石炭・ガス

ロスネフチがクルド自治区のパイプライン権益取得

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは19日、イラク北部のクルド人自治区にある石油パイプラインの経営権を取得することで自治区政府と合意したと発表した。中東で政治的・経済的な影響力を高めたいプーチン大統領の戦略の一環とみられる […]

露ガスプロムネフチ、セルビア子会社に3億ユーロ投資

露ガスプロムの石油子会社ガスプロムネフチ(サンクト・ペテルブルク)は23日、傘下のセルビア石油産業(NIS、ノヴィ・サド)の運営するパンチェヴォ製油所で、深度接触分解(DCC)設備の設置工事に着手したと発表した。同製油所

ガスプロム、今年の投資額を1.3兆ルーブルに引き上げ

ロシア国営ガス会社ガスプロムは18日、今年度の事業投資額が当初の計画を2,173億ルーブル上回る約1兆1,286億ルーブル(166億1,000万ユーロ)に達するとの見通しを明らかにした。大型投資プロジェクトに追加資金が必

成長率見通し2%に引き上げ=商工会議所

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2017年の国内総生産(GDP)予測を従来予測(初夏)の実質1.8%から2.0%へと上方修正した。景気が好調なうえ、今秋に実施した

生産者物価の上げ幅2カ月連続で拡大、9月3.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が3.1%となり、前月の同2.6%を0.5ポイント上回った。上げ幅の拡大は2カ月連続。同指数全体の27%を占めるエネルギーが4.6%上昇し、最大の押

アウディ―エンジン車から撤退―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディがエンジンのみを動力源とする新モデルの生産を2025年で停止する。ルーパート・シュタットラー社長の発言として24日付『ヴェルト』紙が報じたもので、同年以降の新車は電気自動車

シーメンス―発電設備部門で工場整理か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が発電業界と石油・ガス採掘業界向けの設備を手がけるパワー&ガス部門で生産拠点の統廃合を実施するもようだ。需要が大幅に減少しているためで、数千人規模の人員整理を行うとみられている。各種メ

シュテアグ―地域熱子会社株49%をミュンヘン再保険に売却―

ドイツの発電事業者であるシュテアグ(エッセン)は23日、地域熱子会社シュテアグ・フェルンヴェルメの株式49%をミュンヘン再保険系の資産管理会社MEAGミューニック・エルゴ・アセットマネジメントに売却することで合意したと発

BASF―7-9月期2ケタ増益に、基礎化学品がけん引―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が24日発表した7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前年同期比16%増の17億6,000万ユーロと大幅に拡大した。基礎化学品部門が好調で全体

ドイツ鉄道

ドイツ鉄道(DB)は23日、同社の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに06年比で50%以上、削減する方針を発表した。50年までにカーボンニュートラルを達成するという目標の実現に向けた取り組みで、来年1月1日からは

9月インフレ率はエネルギーがけん引、灯油で13%上昇

ドイツ連邦統計局は13日、9月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.8%、前月比が0.1%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比2.7%増で、エネルギーを除

卸売物価の上げ幅2カ月連続で拡大、9月は3.4%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.4%増となり、上げ幅は2カ月連続で拡大した。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、前年同月比6.8%の伸びを記録した。 上げ幅が特に大きかったのはスクラッ

製造業のエネルギー効率、独は主要国3位

財界系シンクタンクIW経済研究所は17日、主要国の製造・建設業のエネルギー効率統計を発表した。それによると、ドイツは1,000ユーロの価値創出に要するエネルギー消費量(石油換算)が76キログラムで、デンマーク(同48キロ

米フォード、ルーマニアでOMV子会社と提携

米自動車大手フォードは16日、オーストリア石油大手OMV(ウィーン)のルーマニア子会社OMVぺトロム(ブカレスト)と戦略提携することで基本合意した。クラヨバ工場から出荷する新型SUV(スポーツ用多目的車)「エコスポーツ(

トルクメニスタン、公益サービスを完全有料化

トルクメニスタンで公益サービスが完全有料化される。政令によると、無料で提供される電力・ガス・水道の量を段階的に減らしていく方向だが、いつ完全有料化に移行するかは不明だ。まず11月から、無料枠を超える分の料金が大幅に引き上

BNPパリバがシェール関連事業への融資停止

仏最大手銀行のBNPパリバは11日、シェールオイルやシェールガス、オイルサンドの探鉱、生産、流通、販売などを中核事業とする企業への融資を停止すると発表した。採掘や生産過程で大量の温室効果ガスを排出する化石燃料への依存度を

露ガスプロム、セルビアのガス貯蔵能力を拡張

ロシア国営ガス会社のガスプロムが、セルビア北部のバナツキ・ドゥヴォールにある天然ガス地下貯蔵庫を拡張する。ミラー社長が3日、セルビアのアンティッチ鉱山エネルギー相に明らかにした。来年の着工に向けて年内に技術設計を決める予

鉱工業生産が6年来の伸びに、8月は2.6%増加

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が9日発表した8月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.6%増となり、6年1カ月来の高い伸びを記録した。製造業が3.2%拡大して全体を強く押

BMW―ロシアに初の工場建設も―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が同社初となるロシア工場の建設を検討していることが分かった。現地紙『ベドモスチ』が報じ、同社が9日追認したもので、西部の飛び地であるカリーニングラード州が候補地の1つに上がっていることも

ランクセス―ケムチュラ買収絡みで工場閉鎖―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は蘭アムステルダムのアンケル通りに面した工場を閉鎖すると発表した。採算が合わないためで、来年11月までに操業を停止する。 同工場は潤滑油・難燃剤向け添加剤大手の米ケムチュラの買収に伴い4月

ディーゼル車下取りCP、25以上のブランドが実施

ドイツで乗用車を販売するブランドの大半が旧型ディーゼル車の下取りキャンペーンを実施していることが、デュースブルク・エッセン大学自動車研究センター(CAR)の調べで分かった。当初はフォードやトヨタ、フォルクスワーゲン(VW

シュツットの年明け走行禁止回避、地元州の跳躍上告で

独シュツットガルト市で人体に有害な窒素酸化物(NOx)の濃度が欧州連合(EU)基準を上回っているのは問題だとして環境保護団体ドイチェ・ウンベルトヒルフェ(DUH)がディーゼル車の市内走行禁止を早期に実施するよう求め地元バ

ロシアとサウジ、30億ドル超の投資契約調印

ロシアのプーチン大統領は5日、同国を訪問中のサウジアラビアのサルマン国王と会談し、軍事・エネルギー分野で協力を拡大することで合意した。サウジ国王がロシアを訪問するのは今回が初めて。同じ原油生産大国という立場で提携を深め、

中欧石油大手のMOL、本社社屋を建設

中欧石油大手のハンガリーMOLは2日、ブダペストに新しい本社社屋「MOLキャンパス」を建設すると発表した。石油化学事業や小売・サービス事業を強化する長期戦略「MOL 2030」に基づき、革新的な企業イメージにふさわしい新

9月インフレ率、横ばいの1.8%に

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.8%増加し、上げ幅(インフレ率)は前月(1.8%)と同水準となった。食料品の上昇率が前月の3.0%から3.6%、エネルギーも同2.3%か

10月1日付の法令改正

・EUエコデザイン指令に基づく温水器・温水タンクのエネルギー効率規制が強化。エネルギー効率クラスに新たに「A+」が導入され、効率が最も低い「G」は廃止される。周辺機器のエネルギー効率クラスは「A+」~「G」(9月26日付

シーメンス―パキスタンでガス・蒸気タービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2日、パキスタン東部のパンジャーブ州でガスタービンや蒸気タービンからなる発電設備を受注したと発表した。受注額は約2億ユーロ。発電分野で同社がパキスタンで獲得した受注では過去最大だ。

フォータム―独ユニパーにTOB―

フィンランドのエネルギー大手フォータム(エスポー)は9月26日、独同業ユニパーを対象に株式公開買い付け(TOB)を実施する計画を発表した。ユニパー株46.65%を持つ独エーオンはTOBに応じる方向で、TOBに応じるかの最

発電量に占める製造業の割合11.2%に拡大

ドイツの発電総量に占める製造業の割合は昨年11.2%となり、前年の10.4%から0.8ポイント拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。10年前の06年(8.6%)からは2.6ポイント増えた計算だ(表1を参照)。 製造

英BP、ハンガリーで新サービスセンター開設

英石油大手BPは9月26日、ハンガリー南部のセゲドに同国で2カ所目となるグローバルビジネスサービスセンター(GBS)を開設した。財務、会計、調達、税務、人事、トレーディング、顧客サービスなどを行う。投資額は80億フォリン

生産者物価の上げ幅4カ月ぶりに拡大、8月は2.6%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.6%となり、前月の同2.3%を0.3ポイント上回った。上げ幅の拡大は4カ月ぶり。同物価の31%を占める中間財が3.3%増となり、全体を強く押し

輸入物価の上げ幅、6カ月ぶりに拡大

ドイツ連邦統計局が26日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比2.1%増となり、上げ幅は6カ月ぶりに拡大した。物価の35%を占める中間財が4.0%上昇したことが最大の押し上げ要因。同13%強を占めるエネルギーもプラス9.

ディーゼル車のCO2排出量、ガソリン車と変わらず

ドイツで昨年新車登録されたディーゼル車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートル当たり128グラムで、ガソリン車(同129グラム)と同水準にとどまったことが、緑の党の質問に対する連邦交通省の回答で分かった。政府や自

OMVペトロム、オフショア開発に7000万ユーロ

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社であるOMVペトロムは18日、黒海のイストリア鉱区の浅海域における新たなオフショア開発計画を発表した。油井を年内に2つ、来年中ごろまでに2つを各々2,000メートルの深さまで掘

ガスプロム、クロアチア企業と長期供給契約締結

ロシア国営ガス会社ガスプロムの輸出子会社ガスプロム・エクスポートは先ごろ、クロアチアの民間ガス会社プルヴォ・プリナルスコ・ドルシュトヴォ(PPD)と長期供給契約を締結したと発表した。期間は今年の10月1日から2027年末

中国の大唐国際発電、リトアニアで合弁会社を設立

リトアニアのカウナス熱電併給施設(KTE)が、新施設の建設で中国の電力大手、大唐国際発電(北京)と合弁会社を設立する。新会社は資本金1億2,000万ユーロ。両社の折半出資とするが、KTEはインフラ設備や設計資産などの現物

ルクオイル、国外での開発事業に注力

ロシアの民間石油大手ルクオイル(モスクワ)のアレクペロフ社長は23日、来年からの10カ年計画を発表した。国外鉱区での年間生産量を1億トンで維持するとともに、年間80億~85億米ドルの投資を続ける。 ルクオイルはこれまでも

マースク、石油タンカー部門を売却

デンマーク最大の企業であるコングロマリット(複合企業)のAPモラー・マースクは20日、石油タンカー子会社のマースク・タンカーズを筆頭株主であるAPモラー・ホールディングスに売却すると発表した。経営建て直しに向けた事業再編

エーオン、火力発電子会社ユニパーを売却へ

独エネルギー大手のエーオンは20日、同社から分離独立した火力発電会社ユニパーの株式46.65%をフィンランド同業のフォータムに売却する方向で交渉していることを明らかにした。交渉がまとまればユニパーから資本を全面的に引き揚

3人に2人がEVなどの購入に関心

ドイツの消費者は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの環境対応車の購入に比較的前向きなもようだ。情報通信業界連盟(Bitkom)が実施したアンケート調査によると、「環境対応車を購入することが考えられる」との回答

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