ドイツ連邦統計局が11日発表した2009年11月の製造業売上（暫定値）は物価・労働日数調整後の実質で前年同月比9.7％減となった。減少幅が1ケタ台に下がったのは1年ぶり。景気回復が反映された格好で、化学業界では5.0％増と20カ月ぶりにプラス成長を確保している。
\製造業売上の減少率は国内が8.4％と比較的小幅にとどまった。一方、国外は11.3％となお10％を超えている。
\業界別では化学を除く全部門でマイナス成長となったものの、減少幅は機械（28.6％減）と電気設備（20.5％減）、金属製造・加工（10.0％減）を除きすべて1ケタ台にとどまった。
\11月の製造業売上は前月比（物価・労働日数・季節調整値）では0.1％増加し、10月の同0.5％減（修正値）から改善した。国外が0.9％増加、特に非ユーロ圏は2.4％の伸びを示した。ユーロ圏は0.9％減となり、国内も0.5％落ち込んでいる。
\1-11月期の製造業売上は労働日数調整値が前年同期比17.9％減だった。国外が21.6％、国内も14.6％後退した。
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