連邦経済省が7日発表した2009年11月の独製造業受注高は実質(物価・季節調整値)0.2%増(暫定値)と小幅な伸びにとどまった。10月は同1.9%減となっており、経済省は「受注の回復プロセスは現在、勢いがなくなっている」との見方を示した。
\国外受注が1.0%落ち込み足を引っ張った。特に非ユーロ圏からものは3.2%減と大きく後退している。ユーロ圏からの受注は2.0%増加し、国内受注もプラス1.4%を確保した。大型受注による統計上のブレは特になかった。
\部門別では中間財が0.4%減、生産財が0.1%減で、消費財は3.7%増加した。消費財は特に国外がプラス6.0%増と大きく伸びた。経済省によると、機械と医薬品が特に好調だった半面、自動車は3カ月連続で減少したという。自動車の不振が製造業受注の勢いをそいでいるようだ。
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