独オーディオビジュアル・メディア全国連盟（BVV）は10日、2009年の国内オーディオビジュアル（AV）ソフト市場動向を発表した。それによると、AVソフトの販売枚数は前年比9％増の1億1,280万枚に拡大。ブルーレイ・ディスク（BD）の需要が急増したほか、DVDも好調だった。また、09年は初めて販売枚数がレンタル件数を上回り、「買って見る」派が主流になっていることがうかがえる。
\BDの販売枚数は620万枚で、前年（170万枚）の3.7倍に大きく拡大した。売上高は1億1,900万ユーロで、AVソフト全体の9％を占める。
\DVDの販売枚数は5％（520万枚）増の1億650万枚。売上高は12億5,800万ユーロだった。HD-DVD（在庫品）とVHS（ビデオカセット）の売上高は合計で100万ユーロにとどまった。
\AVソフトの平均単価はBDが25.24ユーロから19.18ユーロに、DVDも12.26ユーロから11.82ユーロにそれぞれ下落した。
\レンタル市場は縮小が続いており、売上高は3％減の2億6,400万ユーロ、レンタル件数は2％減の1億510万件に後退した。
\09年通期で最も売れたDVDタイトルは「Harry Potter und der Halbblutprinz（邦題：ハリー・ポッターと謎のプリンス）」「James Bond 007- Ein Quantum Trost（邦題：007／慰めの報酬）」「Ice Age 3 – Die Dinosaurier sind los（邦題：アイス・エイジ3 ティラノの落とし物）」。BDでは「James Bond 007- Ein Quantum Trost」、レンタルでは「Illuminati（邦題：天使と悪魔）」の人気が最も高かった。
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