メーリングシステム機器やソロ機などを手がける独Boewe Systecは21日、地元アウグスブルクの区裁判所に会社更生手続きの適用を申請したと発表した。事業資金が枯渇して支払い不能に陥る恐れがあるため。同社は2009年初頭から包括的な事業再建に取り組んでおり、経営陣は「営業利益はこの間、大幅に改善した」として経営立て直しに自信を示した。すべての業務をこれまで同様、行うとしている。
\プレスリリースによると、Boewe Systecの業績は年初から大きく改善しており、1～4月の受注高は前年同期比40％増の1,870万ユーロ、売上高も同11.3％の1,420万ユーロに拡大した。同社は今後も新規受注を受け付けるとしている。従業員数は現在600人。09年初頭から続けるリストラでは従業員をさらに120人削減する。
\Boewe SystecはBoeweグループ（従業員数：約3,600人）に属しており、日本には現地法人ベーヴェ・システック・ジャパン（本社：東京都港区、従業員：約100人）を置く。同子会社では製品の輸入、販売、保守などの業務を展開している。
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