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2011/8/3

総合 - ドイツ経済ニュース

7月失業者数やや増加、季節要因響く

この記事の要約

ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月28日発表した同月の失業者数は293万9,000人となり、前月から4万6,000人増加した。夏季バカンスなどが影響した格好で、季節要因を除いた実質の失業者数は1万1,000人減少。前年同月比 […]

ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月28日発表した同月の失業者数は293万9,000人となり、前月から4万6,000人増加した。夏季バカンスなどが影響した格好で、季節要因を除いた実質の失業者数は1万1,000人減少。前年同月比では24万7,000人も減った。失業率は7.0%で、6月の6.9%から0.1ポイント上昇している。

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7月は職業研修の修了者と新卒者の多くが失業登録するほか、バカンスで企業の採用活動が鈍るため、失業者数は増加しやすく、昨年も約4万人拡大した。解雇が通常、各四半期の末日付で行われるという事情も、7月の失業増加幅を押し上げる。

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雇用回復は今後も続く見通しで、BAのアルト理事は失業者数が年内に300万人の大台に乗ることはないと明言。来年の平均失業者数も今年の290万人から270万人へと減少するとの予測を示した。

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