オーガニックスーパー最大手のAlnatura（ビッケンバッハ）は2日の年次記者会見で、2011年9月通期の売上高が前期比16％増の4億6,400万ユーロに拡大したと発表した。独オーガニック市場は伸び悩んでいるものの、同社の勢いは衰えていない。
\2011年9月期はミュンヘンなど南部・西部の大学都市に12店舗を開設した。現在9州で計65店舗を展開している。今期はハイデルベルクやチュービンゲンなどすでに進出している都市で10店舗を開設し、当該地域の事業を強化する方針だ。ゲッツ・レーン社長は来期以降、ドイツ東部で市場を開拓していく意向を表明、「ドレスデンやライプチヒが（候補地として）興味深い」と述べた。
\Alnaturaは1,000種類のオリジナル商品を委託生産させ、自社店舗のほか、ドラッグストア大手のDMなど他の小売店を通しても販売している。売り上げに占める自社販売の割合は5割に上る。同社はまた、各地の生産者と積極的に提携し 地産地消を推進。原料・エネルギーの節約にも取り組み、「環境にやさしい」ことをアピールしている。
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