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2011/11/30

総合 - ドイツ経済ニュース

消費者景況感2カ月連続で改善

この記事の要約

市場調査大手のGfKが28日発表したドイツ消費者景況感指数の12月向け予測値は5.6となり、前月の5.4(修正値)を0.2ポイント上回った。同指数の改善は2カ月連続。景気の見通しは悪化しているものの、雇用と所得の安定のほ […]

市場調査大手のGfKが28日発表したドイツ消費者景況感指数の12月向け予測値は5.6となり、前月の5.4(修正値)を0.2ポイント上回った。同指数の改善は2カ月連続。景気の見通しは悪化しているものの、雇用と所得の安定のほか低金利などが消費マインドを後押ししているもようだ。

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景気の見通しに関する11月の指数(12月向け予測値の算出基準の1つ)はマイナス7.2となり、前月のマイナス6.2から1ポイント悪化。所得の見通しに関する指数も同36.5から31.1へと5.4ポイント落ち込んだ。ただ、同指数は雇用情勢の安定を背景に長年の平均値であるゼロを大きく上回っている。

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高額商品の意欲に関する指数は前月の31.2から40.3へと9.1ポイント上昇した。ユーロ相場の下落や低金利を背景に不動産や耐久消費財の購入を検討する消費者が増えている。

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