韓国サムスン電子は16日、米アップルに特許を侵害されたとして、独マンハイム地方裁判所に提訴した。独特許の専門家であるフローリアン・ミュラー氏がブログへの投稿で明らかにしたもので、携帯端末に顔文字を表示させる方法に関する特許など4件を対象としている。同社は4月にもアップルを相手取って同裁で3件の訴訟を起こし、アップルも6件の特許侵害でサムスンを逆提訴するなど、両社の争いは泥沼化の様相をみせている。
\ミュラー氏の投稿によると、サムスンはアップルのスマートフォン「iPhone」のユーザーインターフェースで通信システムに関する欧州連合（EU）特許2件（EP1720373、EP1679803）、音声出力に関する独特許（DE10040386）および携帯端末での顔文字（(^.^)(^_^)(^-^)など）入力方法に関するEU特許（EP1215867）を無断使用されたと主張している。EP1215867は10年ほど前に付与され特許だ。
\アップル側はこれに対し、今年10月に特許として認められたスライドアンロック機能をサムスンに無断使用されたとして反撃。両社の争いが収まる気配はない。
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