ドイツ機械工業連盟（VDMA）のプラスチック・ゴム加工機械部会が16日発表した独業界の2011年の売上高は前年比23％増の約60億ユーロとなり、08年に記録した過去最高を更新した。世界景気の回復が反映された格好で、国外売上は25％増加、国内も18％の伸びを示した。ドイツを除くユーロ加盟国は債務危機が響き15％増と伸び率がやや低かった。
\輸出高は約35％増の40億ユーロ強で、こちらも過去最高を記録。輸出比率は3年ぶりに70％を超えた。伸び率が大きかった主な輸出先国は米国と中国、ロシア、トルコ、韓国。
\新規受注高は高水準だった2010年を3％上回った。ただ、増加率は月を追うごとに縮小し、第4四半期にはマイナスへと転じたという。受注残が大きいため、同部会に所属する企業で稼働率が低迷しているケースは少ないようだ。
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