ビジネス旅行業界団体のVDRが従業員数1,500人以上の大手企業を対象に実施した出張旅行調査によると、2011年に行われた出張旅行の53％を「日帰り」が占め、03年の調査開始以来の最高となった。また、年に1回以上出張に行く社員の割合は24％で4年前に比べ9ポイント減少した半面、出張旅行の総数は増加傾向にあり、「同じ社員が頻繁に出張に行っている」実態が浮かび上がった。
\11年の出張者数は810万人で、出張旅行数は1億5,500万回だった。1人当たり19回出張に行った計算となる。
\国内出張で宿泊するホテルのカテゴリーをみると、5つ星ホテルは前年から7ポイント減の3％に落ち込んだ。一方、4つ星ホテルは10ポイント増の41％に増加。低価格帯ホテルチェーンの利用も大きく伸びるなど、ミドルクラスへのシフトが目立つ。全体としては「国内・外国出張ともに星が1つ落ちた」という。
\VDRは、旅行費用などの詳細なレポートを6月12日に発表する予定。
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