市場調査機関のGfKが7日発表した欧州眼鏡市場(コンタクトレンズ、サングラス含む)動向によると、イタリア、スペイン、ドイツ、フランスの主要4カ国の2011年売上高は150億ユーロで、前年に比べ1.9%拡大した。欧州債務危機による景気の先行き不安が個人消費全体に影を落としたものの、日差しが強くなる夏季に晴天の日が多かったことなどが追い風となり、ドイツを中心にサングラスの需要が増加。プラス成長を確保した。
\市場別の成長率はドイツが4.5%で最も高く、スペイン(1.5%増)、フランス(1%増)、イタリア(0.2%増)を大きく引き離した。
\品目別ではサングラスが5.3%増加、フレームも1.9%の伸びを記録した。コンタクトレンズも使い捨てタイプが好調で1.6%拡大している。一方、(視力矯正用)眼鏡レンズは1.3%増にとどまった。イタリアが前年(10年)に4.9%の大幅増となったことの反動で減少したことが響いた。
\