独情報通信業界連盟（BITKOM）は11日、欧州連合（EU）域内の2012年のスマートテレビ販売台数が前年比約68％増の1,910万台に拡大するとの見通しを発表した。薄型テレビの37％をスマートテレビが占める計算。平均価格は17％減の766ユーロで、売上高は約40％増の146億ユーロに達する。薄型テレビの売り上げに占めるスマートテレビの割合は62％に上る。BITKOMは欧州情報技術観測所（EITO）のデータをもとに見通しを発表した。
\EU最大のスマートテレビ市場はドイツで、今年の販売台数は36％増の460万台に拡大。薄型テレビ全体の46％を占める。販売2位は英国で290万台となる見通し。
\スマートテレビの独世帯普及率は現在17％に達した。BITKOMは年末までに22％へと拡大すると予想している。
\薄型テレビの今年の独販売台数は1,000万台で、前年から3.4％増加する。サッカー欧州選手権、ロンドンオリンピックなどスポーツのビッグイベントのほか、アナログ衛星放送の中止、平均価格の低下が追い風となる。
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