ドイツ連邦統計局は2日、2012年の平均インフレ率（消費者物価上昇率）は2.0％になるとの見通しを発表した。景気減速を受けて前年の2.3％からやや低下する。欧州連合（EU）基準のインフレ率は2.1％を見込む。
\一方、国内6州のデータをもとに算出した12月の消費者物価（速報値）は前年同月を2.1％上回り、季節要因を加味した実質でも前月比プラス0.9％となった。コメルツ銀行によると、暖房油、ガソリンの価格は3カ月連続で上げ幅が鈍っているものの、衣料品や旅行商品、食料品が物価の押し上げ要因となっているという。EU基準の物価上昇率は前年同月比が2.1％、前月比が1.0％だった。
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