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2013/1/9

総合 - ドイツ経済ニュース

小売売上、12年は3年ぶり実質減に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は4日、2012年の国内小売売上指数が前年比で名目1.9~2.3%増になるとの予測を発表した。上げ幅は過去2年間の実績(2010年:2.6%、2011年:2.7%)を下回り、インフレ率を加味した実質では0 […]

ドイツ連邦統計局は4日、2012年の国内小売売上指数が前年比で名目1.9~2.3%増になるとの予測を発表した。上げ幅は過去2年間の実績(2010年:2.6%、2011年:2.7%)を下回り、インフレ率を加味した実質では0.1~0.3%減少する見通しという。実質減となるのは09年以来で3年ぶり。

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1~11月の小売売上は前年同期を名目で2.3%上回り、実質ベースでもプラマイゼロにとどまった。12年通期予測はそれぞれこれを下回っており、12月の小売市場が不調だったことがうかがわれる。

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11月の小売売上は前年同月を名目で1.6%上回ったものの、物価調整値は0.9%減少した。営業日数は比較対象の11年11月と同じ26日だった。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目がプラス1.6%、物価調整値がプラス1.2%で、ともに3月以来の大きな上げ幅となった。比較対象の10月は小売売上が前月比で大きく落ち込んだという事情があり、その反動が大きい。

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