消費者金融や自動車金融を手がける金融機関60行が加盟する独専門銀行連合会（バンケンファッハフェアバント）は4月23日、2012年の個人・法人向けの新規融資額が2％増の991億ユーロに拡大したと発表した。特に好調だったのは消費者ローンで、消費者マインドの改善などを背景に4.5％増の373億ユーロに拡大。家計消費支出全体の伸び（0.7％）を大きく上回った。分割払いなど消費者ローンを定期的に利用する世帯は25％以上に上り、増加傾向にあるという。
\消費者向け新規融資契約額をチャンネル別でみると、小売店など購入店が1.6％増の209億ユーロ、金融機関の店頭が5.7％増の129億ユーロ、インターネットが17.3％増の35億ユーロだった。購入品目別で最も利用が多いのは自動車で、新規登録（販売）台数が減少したにもかかわらず1.2％増の1,650億ユーロに伸びた。
\法人向け融資は不調で、事業所の設備投資向け融資は1.8％減の144億ユーロに後退。社用車の買い替えを手控えた企業が増えたことが響いた。自動車融資は法人向け融資で最もシェアが高い。
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