今月上旬に倒産した太陽電池メーカーの独Conergy（ハンブルク）は19日、同社の一部事業を米投資会社Kawa Capital Manegementに売却することで基本合意した。売却対象となるのはグローバル販売網とそれに関連する機能、および「Conergy」の商標権で、生産設備は含まれない。今後詳細を詰め8月下旬に本契約を結ぶ見通しだ。取引金額は公表していない。
\KawaはConergyの独子会社2社（Conergy Deutschland GmbH、Conergy Services GmbH）と米国、カナダ、シンガポール、タイ、オーストラリア、スペイン、イタリア、フランス、ギリシャ、キプロス、英国の子会社を取得。Conergy本体（Conergy AG）からはグローバル販売網に関連する管理・経営・インフラ機能を譲り受ける。
\Conergyは独東部のフランクフルト・アン・デア・オーデルとラングスドルフにそれぞれ太陽光発電モジュール工場、実装システム工場を持ち、ラングスドルフ工場についてはすでに売却交渉を進めている。
\Conergyは5日、会社更生手続きの適用をハンブルク区裁判所に申請した。新たな投資家から出資を仰ぐ再建計画が取引先銀行に受け入れられなかったことが引き金となった。
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