ドイツの主要上場企業30社を対象としたDAX（ドイツ株価指数）は16日午前に8,626へと達し、5月に記録した過去最高（8,558）を更新した。米国のローレンス・サマーズ元財務長官が米連邦準備制理事会（FRB）の次期議長候補から離脱したことがプラスに働いた格好。市場には同氏のFRB議長就任断念を受けて、米国の金融緩和が早期終了することはないとの見方が広がっている。
\DAXは16日の終値でも8,613と高水準を保った。年初からの上昇率は13％に上る。同上昇率が最も大きな銘柄は自動車部品のコンチネンタルで、44％に達した。これにドイツポスト（同42％）、ダイムラー（40％）が続く。下落幅は肥料大手のK+Sで最も大きく33％に上った。化学大手のランクセスとエネルギー大手のRWEもそれぞれ21％、19％落ち込んでいる。
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