スポーツ用品大手の独Adidas（ヘアツォーゲンアウラハ）は19日、2013年の業績予測を引き下げた。円やルーブルなどの対ユーロ相場が下落していることなどを踏まえたもので、売上成長率を従来予測の「1ケタ台の前半～半ば」から「1ケタ台前半」に下方修正。最終利益についても8億9,000万～9億2,000万ユーロから8億2,000万～8億5,000万ユーロに引き下げた。
\同社は為替差損の問題を以前から認識していたが、8月以降、円、露ルーブル、トルコリラ、アルゼンチン・ペソ、ブラジルレアル、豪ドルの対ユーロ相場が一段と下落したため、業績見通しの下方修正を余儀なくされた。このほか、◇モスクワ南部のチェーホフに物流センターを移管したことで現地の製品供給に一時的な支障が出ている◇ゴルフ用品市場の低迷――なども足かせになっている。
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